ThinkPad X240 ファーストインプレッション 実機に触れた感想簡単にではありますが、10月半ば~後半に登場したばかりのThinkPadの新製品 X240についてレビューします。 ThinkPad X240は、12.5インチの液晶を搭載するモバイルの主力モデル。X230の後継となる製品で、モバイルできるサイズ・重量でありながらも高性能という特徴を持ちます。 今回の記事では、そんなX240に触れて感じた第一印象や感触などについて、感想を述べてみました。
非常に薄くなった筐体 このThinkPad X240に限ったことではないのですが、2013年の新製品ではデザインが一新されています。 といっても従来と似たカラーやデザインのトップパネルを採用しているため、見た目それ程変わったようには見えないのですが、細部を見ると大きく違っているのがわかります。
ヒンジの構造がかわりました。
真正面から見た所。 標準はTNパネル。その他タッチ液晶を選ぶ事もできますし、解像度は現在はHDしか選べないのですが、先でフルHDの液晶も販売されるそうです。 X230ではHD液晶しか選べなかったので、この点は大きな魅力です。 その他、本体のサイズは約305.5× 208.5×19.9~20.3mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は選択する構成によっても変化しますが、標準構成では約1.45kg。 薄型モデルであるX240sよりも若干厚みがあり、重量も重いです。といっても、X230に比べるとかなり薄くなったと思います。
左側面:ACコネクター、VGA端子、USB3.0ポート、mini Displayポート 右側面:ヘッドフォン出力&マイク入力のコンボポート、USB3.0ポート、SIMスロット、SDカードスロット、LANポート、セキュリティケーブル用スロット 前面:なし 背面:なし お気づきの方もおられると思いますが、前に記事にしたX240sとインターフェースは全く同じです。 厚みや重さなど所々に違いはあるにせよ、X240sはX240の薄型モデルという位置づけのノートPCなので、似ていて当然かもしれません。 USB端子が2つしかない所は、人によっては不足を感じる場合もあるかもしれませんが、この製品の薄さであってもLANやVGAを搭載している所等、ビジネス向けのモデルだという感じがします。 なお、SIMスロットは日本の製品では使いません。あと右側のUSB3.0は、本体電源オフ時であっても周辺機器の充電を行う事ができます。
キーボードは英語版なのであまり参考にならないかもしれませんが、X230と殆ど変っていないのではと思います。 ただ、上段のFキーの所々にスペースが設けられた所や、同じくFキーのいくつかにWindows 8向けの操作キーが搭載された所などは、X230ではみられなかったものです。 その他、5ボタンのトラックパッドが採用されました。 見た目すっきりとしましたが、私自身はあまり使いやすいとは思わず。慣れれば違ってくるのかもしれませんが・・
底面にはスロットカバーなどは一切見られませんが、底面カバー全体を外して中のパーツに触れることが可能。 あと、X240sではバッテリーの取り外しが不可でしたが、X240はバッテリーの取り外しが可能です。取り外し可能な外部のバッテリーと内蔵のバッテリー2つを搭載しており、バッテリーの駆動時間はかなり長いのではと思われます。 ※X240ではバッテリーの持続時間は未計測ですが、X240sが10時間を超えるバッテリー駆動時間を実現(実測で)していた所をみると、同じ構成では同じくらいのバッテリー持続時間を実現可能なのではないかと思います。
細かい所ですが、X230とはゴム足の形が異なっています。 何でも、新しい足には空気を通す細い空洞が設けられているそうです。 X240の性能は X240の構成と性能面について簡単に触れておきます。 記事に掲載のモデルはCPUに低電圧版のCore i5-4200U、メモリ4GB、128GBのSSDを搭載する下位モデル。ストレージは基本の構成ではHDDですが、カスタマイズでSSDにアップグレードされています。 上位モデルではCore i7を選択する事も可能。またカスタマイズではマイクロHDDと呼ばれるキャッシュ用のSSD等も選択できるなど、構成はそこそこ幅広いです。 低電圧版のCPUなので、標準電圧のCPUよりも若干パワーは劣りますが、ビジネス利用には十分なパフォーマンスを発揮できる構成です。 なお、以下は英語版モデルの性能なので、販売製品と異なるところがあるかもしれません。ご了承ください。
■プロセッサ 6.9
想定内の性能です。 やや負荷高めの作業を多くされる場合は、上位のCore i7を搭載したモデルを選べばよいと思います。 簡易的なものとなりましたが、X240については以上となります。 ・最初のカスタマイズで内蔵バッテリーの有無を選択できる 等が主なものです。 薄さに関しては、新モデルはX230に比べると大幅に薄型化されているため、X240もX240sもあまり変わらないという感覚。ただ、個人的にはバッテリーの取り外しができるX240の方が魅力です。 ちなみに余談ですが 2013年11月5日現在、旧モデルよりも新モデルに発行されているクーポンの方が割引率が高いよう。 普通、新モデルよりも旧モデルの方が安い事が多いです。 同じカテゴリの記事 |