HP ENVY TouchSmart 15-j000 実機レビュー タッチ対応の15.6インチ高性能ノートHP ENVY TouchSmart 15-j000 を使ってみたので使用感などをレビューしてみたいと思います。 正確に言うと使ってみたというよりも、少し前に購入し、現在サブノートの一つとして使っているのですが、価格の割に中々良いのではという印象を受けています。ただ悪い面もないとはいえず、用途や好みによっては合わない方もいるでしょう。 今回の記事では製品の基本的な特徴に加え、実際に使ってみて感じた良い面悪い面についてまとめてみました。
デザインやインターフェース 液晶は15.6型でフルHDの解像度。まず惹かれた部分はここです。 ただ、液晶は明るくて光沢パネルの割に見やすくはありますが、視野角は低くそれ程綺麗ではありません。ENVYなのでIPSなど載せてほしかったとは思いますが、液晶にそれ程拘りがなければ妥協できるレベルです。 なお、このモデルは筐体がやや薄型に見える部分もありますが、Ultrabookではなく重量も約2.56kgと普通。持ち運びの用途には適しません。
天板はアルミ素材のシルバー一色で、中央にhpのロゴがあります。 ただ、この手のデザインは他メーカーでも結構多いので、個性がないと言えばそうかもしれません。 次にインターフェースの内容について。
左側面:セキュリティスロット、HDMI出力端子、USB3.0ポート×2、メディアカードスロット 右側面:ヘッドフォンとマイクのコンボポート、USB3.0ポート×2、LANポート、ACコネクター 前面:なし 背面:なし 薄型の筐体ではないため、LANポートもありますしUSB3.0ポートも4基搭載されています。
キーボードは右側にテンキーを搭載する普通のキーボード。 カーソルキーの上下が小さく打ち難い所が気になりますが、HP製品では大抵のモデルのキーボードがそのようになっており、今回の製品に始まったことではないです。 ただ、打鍵時のキーボード中央付近の撓みが少々気になります。使い難いという程ではないにせよ、使いやすいという部類のキーボードでもないと思います。 あと、タッチパッドもあまり使いやすくはないです。最悪という程ではありませんが、できればマウスでの利用をおすすめします。
一般的なノートに比べると、画面はあまり大きく後ろに開く事ができません。(上写真程度が限界) ノートを使う場所によっては、液晶の角度を前後に調整したい事も多々あるため、もう少し液晶の可動性が高ければ良いと思います。膝の上に置いて作業・・は液晶画面を上から見下ろすような形になるため、画面が見辛いです。
底面には開閉する事の出来るパネルがあり、中のパーツに触れる事が可能。
ここにはmSATA SSDを挿す事ができるのでは・・と思いましたが、私が製品を購入した当時はmSATA SSDのオプションは提供されておらず・・ しかしその後、HDDとキャッシュ用のmSATA SSDを搭載するモデルが提供開始されたよう。少しでもパフォーマンスをアップしたい方は、選択されると良いでしょう。 HP ENVY TouchSmart 15-j000 パフォーマンスは高い HP ENVY TouchSmart 15-j000はこの手のモデルにしては珍しく、カスタマイズオプションが殆ど用意されていません。 HDDのモデルとHDD&mSATA SSDのモデルが予め用意されてはいますが、カスタマイズで追加できる主要なパーツはメモリのみで、CPUやHDD等のカスタマイズを行う事はできません。 ただ、CPUはCore i7-4700MQ搭載で、グラフィックスにGeForce GT 740Mなども標準で搭載されており、ほぼ固定の構成であっても性能は高いです。
今回、メモリのみカスタマイズできるという事で、標準の4GBから8GBまでグレードアップしておきました。 とはいっても、メモリは底面から簡単に追加可能な構造になっているので、市販のものを買ってきて挿しても良いと思います。(但し自己責任で)
■プロセッサ 7.9 全体的に値は高め。 GeForce GT 740M搭載の割にグラフィックスの値がかなり低いですが、エクスぺリエンスインデックスの仕様上の問題で、表示されているグラフィックスの値は内蔵グラフィックスのものとなります。(Optimusに対応しているグラフィックスだと、なぜかいつもこうなります)
ディスクのスコアは、遅くもなく早くもなく。 この製品にはSSDの構成がありませんが、せっかく高性能なCPUやGPUがもったいないので、出来ればHDDを市販のSSDに換装するなどしたい所です。
グラフィック性能は高く、ゲームも十分にできるパフォーマンスだと思います。 動画編集等にも適しているでしょう。 その他 その他の特徴について簡単に触れておきます。
このモデルはBeats Audioに対応しており、ノートの割に音は良いです。 所詮はノートのスピーカーなので外付けのスピーカーにかなうものではありませんが、ゲームや動画などの音を内蔵スピーカーで聴けるくらいの音質のレベルは保っていると思います。 逆にBeats Audioをオフにすると、低音がとても小さくなってシャカシャカとした音になり、聴けたものではありません。
CyberLinkの写真編集ソフトと動画編集ソフトがプリインストールされています。 マシンの性能も高いので、動画や画像の処理には適していると思います。
Norton Internet Securityの 60日体験版がプリインストールされています。 アンチウイルスソフトは無料ソフトで十分って方もおられるでしょうが、有料ソフトは有料なだけあって無料ソフトには無い機能を備えています。ので、マシンをビジネスで使用される方や安心したい方は、そういったソフトを選択されるのが良いのではと思います。 以上となります。 ・Core i7-4700MQやGeForce GT 740M、フルHD液晶搭載でゲームにも適している
・構成の割に価格は安価 ・液晶は多分TNパネルで視野角などが狭い ・キーボードやタッチパッドの操作性は中の中くらい 操作性はまあまあなので、一日中入力作業を行われるような方には適さないと思います。 ただ、15.6型でフルHDの解像度を持っており、さらにタッチ対応。また構成的にゲームのプレイにも適した内容を持ち合わせており、価格的なところから見るとコスパは高いです。 Ultrabookなどではないため、バッテリの取り外しやパーツの交換等が容易に行えるところも便利。 以上の事を踏まえた上でまとめると、液晶やキーボードにこだわる方には向きませんが、コストを抑えながら高性能なノートが欲しいという方に向くモデルだと言えます。タッチ対応でWindows 8の操作も行いやすいです。 同じカテゴリの記事 |