ThinkPad Helix レビュー 液晶を外せる高性能タブレットノートThinkPad Helix は、11.6型の液晶を搭載するThinkPadブランドの新シリーズ。 今回は、そんなThinkPad Helixの内容について色々と述べてみたいと思います。
ThinkPad Helix 筐体について簡単に解説 上にも書いていますが、ThinkPad Helixには11.6型ワイドフルHD(1,920×1,080)のIPS液晶が搭載されています。タッチパネルは10点タッチで、さらに保護パネルとして、コーニング社のゴリラガラスが採用されており、非常に強度が高いのが特徴。 デジタイザを搭載する事もでき、搭載モデルでは256段階の筆圧検知が可能。ペンを使っての作業も可能です。 なお、製品の重量はキーボード接続時、約1.61kg~1.65kg、タブレットのみでは約785g~835gとなります。11.6型のノートとしてはやや重めでしょうか。携帯はタブレットスタイルが便利です。
天板は、他のThinkPadシリーズと同じようなデザイン。
液晶斜めしたにある赤いレバーを内側にスライドさせると、液晶の取り外しが行えます。
液晶をキーボードに装着する際は、はめ込むだけでOKです。
キーボードは、その他のThinkPadと同じ6列のキーボード。 トラックポイントもちゃんとついていますが、トラックポイント用のボタンがなくなっており、これまでのものとは少し異なる外観です。(トラックポイントのボタンは、タッチパッドと一体になっている) 私自身は、クリックボタンもトラックポイントのボタンも物理的なボタンがあった方が操作性が良いと感じるのですが、思ったほど使い難くはありません。 クリックボタンの操作感は、ThinkPad X1 Carbonなどと似ています。(使いやすい) タブレット側の端子類をチェックします。
左側面:なにもなし 右側面:画面回転ロックボタン、音量調整ボタン、マイク入力とヘッドフォン出力のコンボポート。 上側面:電源ボタン、ペンスロット。 下側面:電源コネクター、メディアカードスロット、mini-DisplayPort、USB2.0ポート。 タブレットとしては、特に過不足のない内容です。 なお、下側面は写真で見る分には沢山のスロットがあるように見えますが、大半がキーボードと合体する際に接続する穴やポートで、端子類は上に書いた通りの内容です。 さらに、キーボード側の端子類は・・ USB3.0ポートが2基と、電源コネクター、mini-DisplayPort。 タブレット側のUSBや電源コネクター、mini-DisplayPortはキーボードに接続時は使用する事ができないため、キーボード側にはそれに代わる端子が搭載されています。 Helixの性能 簡単に性能面をチェックしてみます。
■プロセッサ 7.1 一般的なUltrabookに照らし合わせてみた場合、上位モデルにあたるパフォーマンスを持ち合わせているといえます。 タブレットとしての携帯性を重視するのなら、ThinkPad Helixよりも軽量なThinkPad Tablet2の方が使い勝手が良いと思います。 ですが、キーボードを利用した操作が多い場合や、やや負荷のかかる作業をする事が多い方にはThinkPad Helixのような高性能な環境を持つマシンが向いています。CPUがAtomのThinkPad Tablet2には、やや役不足です。 タブレット時は約8時間のバッテリ駆動、ノートPCスタイル時は約12時間の駆動が可能となるなど(公称)、高性能でありながらバッテリの持ちが良い所もHelixの魅力。 ノートPCとしての使い勝手を重視される方に、適した製品だといえるでしょう。 同じカテゴリの記事 |