ThinkPad T530実機レビュー フルHD液晶搭載も可な15.6型ノートT530はレノボが販売するThinkPad TシリーズのノートPC。 今回は、フルHD(1920 x 1080)の液晶を搭載したThinkPad T530の使い勝手などについてレビューしてみたいと思います。
T530の筐体をチェック 天板の様子。 側面の端子類をチェックします。
左側面:Mini Displayポート、VGAポート、USB3.0ポート、USB2.0ポート、IEEE1394ポート、無線LANのオンオフスイッチ。 右側面:SDカードスロット、マイク入力とヘッドフォン出力のコンボポート、光学ドライブ、LANポート、セキュリティロックスロット。 前面:なにもなし 背面:USB2.0ポート(充電機能付き)、電源コネクター。 15.6型で薄型ノートなどではないため、各種のモニタ出力やLANポート、USBポートが4基とかなり充実した内容です。 うち、USBポート1基のみ背面に搭載されており、この配置は結構便利です。(USBは基本筐体の側面にあった方が便利ですが、幾つもあると邪魔) IEEE1394ポートが搭載されている部分が最近のノートでは珍しいといえるでしょうか。あと、企業向けを意識しているからか、HDMIポートがありません。 HDMIが必要というのならばともかく、使うに当たって不足は感じないでしょう。
今回掲載のモデルには、15.6型ワイドフルHDの非光沢液晶が搭載されています。 解像度は高い方が良いというユーザーもいれば高解像度だと文字などが見辛いと思うユーザーもいますので、この選択肢は良いです。(私はフルHDが好みですが、意外とHD液晶なども需要があるようです)
キーボードはテンキーなしの6列キーボード。 非常に使い勝手の良いキーボードとタッチパッドですが、中にはテンキーがあった方が良いというユーザーもいると思います。私はテンキーは不要派です。
底面からはメモリやHDDベイにアクセスできます。
光学ドライブの取り外しも可能です。 標準で添付されているウェイトセーバーを代わりに搭載したり、専用のベイとHDDを購入して搭載し、セカンドHDDとしても利用する事ができるなど、幅の広いカスタマイズが可能です。 T530のパフォーマンス 次に、T530の実際のパフォーマンスを調べてみました。 グラフィックスは標準では HD グラフィックス 4000となりますが、NVIDIA NVS 5400Mを搭載する事ができます。Optimus テクノロジーにに対応した、内蔵GPUと外部GPUを負荷によって切り替えできるタイプのグラフィックスです。 といっても、NVIDIA NVS 5400Mはそれ程性能の高いGPUではないのですが、ないのとあるのとではやはり性能に差がつきます。 ちなみに以下は、HD グラフィックス 4000のスコアです。 うっかりしてGPUの設定を外部GPUに固定し忘れたため、測定はHD グラフィックス 4000のみとなってしまったのですが、内蔵GPUのみでも十分に性能は高いです。
■プロセッサ 7.2
標準電圧版のCore i7の内蔵グラフィックスなので、性能はそこそこ高いですが、常に外部GPUが稼働するように設定した場合、上よりも若干スコアが向上するのではないかと思います。 ただHDD搭載であるため、起動などのスピードは早くはありません。 最近は15.6型でも薄型のノートが増え、T530のようなノートが少なくなりました。 薄型ノートはちょっと移動する時に便利ですが、コンパクトな分端子が少なく、メンテナンス性の悪いものが多いですし、性能もT530のような標準電圧版のCPUを搭載するノートには負けます。 個人的には持ち歩かないのであれば薄型でなくても良いのではと思うため、軽くコンパクトな方がマシンの方が良いと思うのならばともかく、携帯性は二の次で操作性やメンテナンス性、性能を重視される方にT530はおすすめできる製品だと思います。 同じカテゴリの記事 |