ThinkPad Twistを使ってみた 少し重いが使い勝手は良いコンバーチブルPC

コンバーチブルPCの ThinkPad Twistを使ってみたので、製品の内容についてレビューしたいと思います。

最近出回っているコンバーチブルPCには重いものが多く、重さの面でよいと思うものが少ないのですが、特に液晶が外れないタイプのコンバーチブルPCは、キーボードを外して軽量化する事が出来ないため、タブレットとしてはどうかなと思います。

今回のThinkPad Twistも、重量は約1.58kgと12.5型のノートにしてはあまり軽くはないのですが、重さはともかく使い勝手はとてもよく、ここはさすがThinkPadという感じです。(ThinkPadは全般的に重いものが多いので、重さの問題はTwistに限ったことではないかも)

今回は、そんなThinkPad Twistについていろいろ述べてみようと思います。





外観をチェックしてみる

Twistの特徴は、360度回転する液晶です。


回転する液晶

ラップトップ、スタンド、テント、タブレットと4画面のモードで利用でき、それぞれにメリットがあります。

例えば狭い場所だと、設置の面積を抑えられるテントモードが便利ですし、タッチパネルのみで操作をする場合はスタンド、およびテントモードが便利。入力作業はラップトップモードで行えるなど、普通のノートPCとしても利用できます。

タブレットモードは筐体が重いため、余り使い勝手はよくないと感じるのですが、複数人でまわし観したりする場合等、使いようによっては便利なこともあるでしょう。

普通のノートPCと比べた場合、使う場所を選ばないという点で優れているといえるかもしれません。




インターフェースをチェックします。



左側面:セキュリティロックスロット、SIMカードスロット(日本製品には未搭載)、SDカードスロット、LANポート、mini HDMIポート、USB3.0ポート、マイク入力とヘッドフォン出力のコンボポート

右側面:SDカードスロット、USB3.0ポート、Mini Displayポート、電源コネクター

前面:なにもなし

背面:なにもなし

インターフェースはLANポートやモニタ出力等はあるものの、USB端子は2基のみ。両方ともUSB3.0ですが、USBが2基しかないのはちょっと不便かもしれません。

上には記載がないですが、液晶側に画面ローテーションロックボタンや電源ボタン、音量調整ボタンなどが搭載されています。タブレットモード時でも、必要なボタン類が使えるような配置です。




液晶側に搭載された音量ボタン。見難いですが、右側面には電源ボタンなどがあります。



液晶は12.5型で解像度は1366×768、5点タッチ機能搭載の光沢液晶を搭載。
ゴリラガラスを搭載しているため光沢です。映り込みは気になりますが、IPS対応で綺麗な液晶だと思います。



キーボードは、ThinkPadブランドを謳うだけあってとても優秀だと思います。
キーのストロークは通常の製品(XやTシリーズなど)に比べると少し浅い感じがしますが、長く打ち続けても疲れにくいキーボードです。

タッチパッドもボタン一体型タイプのものながら使いやすく、一体型のタッチパッドが苦手な私にも快適に使う事ができます。ボタン一体型でも、こういったタッチパッドならOKかなと思えます。トラックポイントも搭載されているので、トラックポイント派にも使いやすいはずです。



初期状態では、ファンクションキーを押すと、Edgeシリーズと同じく音量調整などの機能が動作するようになっているのですが、Fn+Escキーを押すと、元々ファンクションキーが持っている機能(全角・半角の切り替えなど)が動作するように設定する事ができます。

用途に応じてファンクションキーの機能を簡単に入れ替える事ができるので、とても便利。



カーソルキーは詰まった配置なので、慣れるまではちょっと使いにくいです。

Xシリーズなどのカーソルキーは、他のキーよりも少し下に配置されており、キーのサイズももう少し大きめ。先で次モデルが出る事があれば、そのあたりをXシリーズなどと同じように改善して欲しいです。



底面はなにもなし。
バッテリーは内蔵式で、取り外しはできません。

ただHDDベイは側面に配置されており、HDDの換装等は簡単に行えます。

メモリへのアクセスはかなり分解しないとできないみたいですが、どっちみちTwistはメモリスロットが一つしかないので、触れる事はないと思います。




ThinkPad Twistの性能

次に性能面について。

掲載しているモデルの構成は、Core i7-3667U、8GBメモリ、500GB HDD&24GB mSATA SSD、HDグラフィックス4000という内容になります。

これは上位モデルの構成で、直販では下はCore i3や4GBメモリ・・といった内容から選択できます。

HDDは簡単に換装できる構造のため、後からSSDなどに換装すればコストを抑える事ができて良いのではないかと思います。実際、そうされる方は多いのではないでしょうか。




エクスぺリエンスインデックス

■プロセッサ 7.1
■メモリ 7.1
■グラフィックス 4.5
■ゲーム用グラフィックス 6.2
■プライマリ ハードディスク 5.9





CrystalDiskMark





MHF 大討伐

ストレージがHDDなので、HDD関連のスコアがパッとしない内容ですが、その他の性能は比較的高め。ゲームなどの用途でなければ快適に使えるパフォーマンスです。

ですがせっかくプロセッサなどの性能が良いのですから、SSDでより快適に利用したい所。HDDだと性能の足を引っ張る感じで勿体ないです。

TwistではもちろんSSDの選択も行えますが、直販で買うと価格が高めです。自己責任となりますが、できるのであれば自分で換装される方がコストを低く抑える事ができます。



以上です。

重さがちょっとネックかと思いますが、約1.8kgのT430sなどを持ち歩く方もおられる事を思うと、十分モバイルノートとしても利用できると思います。(自分の場合、毎日だと辛いですがたまにならOK。もう少し軽かったらホントに言う事なしです)

操作性や使用感はとても良いので、そのあたりを重視される方に適しているかと思います。

価格もこのタイプの製品にしては7万円台からととても安く、ThinkPad Xシリーズ Tabletが欲しいが高くて手が届かない・・というような方にもおすすめできる製品です。

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