Folio 13-1000 実機レビュー 気になる使用感をチェック

このFolio 13は、日本HPが初めて販売するコンシューマー向けのウルトラブック。

現在、市場には数多くのウルトラブックが出回っていますが、比較的高価な製品が多い中 Folio 13は約8万円前後というリーズナブルな価格を実現しており、コスト的にウルトラブックは厳しいと感じていたユーザーにも手の届く製品となっています。

ただ、価格が安いと気になるのはその中身。


そういうわけで、今回は低価格ウルトラブック Folio 13の使用感などをチェックしてみました。





Folio 13 外観の詳細・印象

ウルトラブックの最大の特徴として「筺体の薄さ」が上げられますが、このFolio 13も最厚部では20.3mm、最薄部では18mmという薄型の筺体を採用しています。

デザインやカラーに関しては、ウルトラブックではよくみられるタイプであるように思いますが、安っぽくはありません。どちらかというと上品な印象です。




左側


右側


上部


背面

左側面:ACコネクター、LANポート、HDMIポート、USB3.0ポート、メディアカードリーダー

右側面:USB2.0ポート、ヘッドフォン&マイクロフォンのコンボポート

前面:なにもなし

背面:なにもなし

通常のノートPCと考えるとインターフェースは少なめのように思いますが、現状のウルトラブックの中では比較的インターフェースは充実しているほうです。

余りに筺体が薄いとLANポートなどは搭載できないのですが、このFolio 13はギリギリLANポートを搭載しています。(下側に若干はみ出てしまっていますが)

LANは無線LAN機能を使えば良いだけの事ですし、カードリーダーやモニタ出力端子は搭載しなくても変換ケーブルなどで補う事が出来ますが、周辺機器を何も用意する事無くマシンを利用できるというのはやはり便利です。

筺体の重さに関しては、約1.5kgと軽いとはいえませんが、ウルトラブックとして考えると重くもないと思います。



トップパネルは加工を施したアルミニウムの素材で出来ています。高級感のある印象を与えながらも、指紋や傷がつきにくいデザインです。

パネルの中央にはhpのロゴが施されています。



Folio 13のディスプレイを開いた図。

13.3インチ、1,366×768ドットの光沢液晶が搭載されています。液晶は価格なりでそれ程きれいではありません。とはいっても、標準だと思います。



キーボードはHPのノート製品ではよく採用されているもので、特に変わった所はありません。あえて言うと、右下のカーソルの上下キーが小さく、やや打ち難いです。

全体的なキーの操作感は普通。



キーボード最上段にあるキーボードバックライトのボタンを押すと、キーボードが白く光ります。



タッチパッドは正直いって使い難いです。

これもこれまでのHPのノートではよく使用されていたもので(最近は減ってきた)、クリックボタンとパッドが1つになった一体型だから使い難いということもあるのですが、このHPのタッチパッドはなぜかクリックボタンが非常に硬く、操作していると指が疲れます。

携帯する事の多いマシンだと思いますが、出来ればマウスを使った方がよいかもしれません。



底面には何もありません。

Folio 13にはバッテリーやメモリ交換を行なうためのスロット等は一切用意されていません。大抵のウルトラブックがこのような構造となっています。



Folio 13 性能面は・・

次にFolio 13の性能面。

ウルトラブックはどれも仕様が似ているものが多く、性能も比較的高めのものが多いという特徴を持ちます。

この Folio 13も例外ではなく、パフォーマンスは結構良いです。 といっても内蔵GPU利用ですので、ゲームが出来る程ではないですが、マシンの用途を考えると十分すぎるパフォーマンスを発揮できていると思います。



具体的な構成はと言うと、Core i5-2467M(1.60GHz、最大2.30GHz)、4GBメモリ、128GB SSD、HDグラフィックス3000・・といった内容で、バッテリーは6セル、約9時間の長時間駆動が可能となっています。

薄型の筺体を採用しているという仕様上、低電圧版のCPUを搭載しています。

なので通常のCPUよりも若干性能は下がるのですが、パフォーマンスは良好です。

SSDを搭載しているために起動やシャットダウンも高速で、負荷の高いプログラムを実行するというのでなければとても快適な作業環境です。



【Win Exインデックス】

■プロセッサ 6.3
■メモリ 7.2
■グラフィックス 4.7
■ゲーム用グラフィックス 6.1
■プライマリ ハードディスク 7.5

CPU内蔵グラフィックスなので、グラフィックスのスコアは低め。

ですが、SSD効果でプライマリ ハードディスクは7.5と高いです。
メモリのスコアも高く、全体としてアプリケーションの処理速度は高いと思います。



SSDを搭載しているので、ディスクは高速。アプリケーションの処理や、OSの起動やシャットダウンなどもかなり早いです。

逆にSSDを搭載していなければ、性能面ではこれといった特徴のない、平凡なパフォーマンスだったかもしれません。




FF14 LOWのスコア


FF14 HIGHのスコア

FF14のベンチ結果です。一応、3D系のベンチもおこなってみましたが、当然ですがこちらはスコアは低いです。

PCゲームのような、外部GPUのパワーを必要とするような用途には向かないモデルなので当然ですが、一応行なってみました。



ちなみにこのFolio 13は、PCゲームのような高い負荷がかかる作業を行なうと、筺体内の温度が上昇しやすいようです。

上はHardware Monitorで測定したCPUの温度ですが、短時間ベンチを行なっただけでも結構温度が上がっています。

これは筺体が薄型だという事も関係あると思いますし、この程度の温度上昇はよくあることなので気にする程のものではないのですが、今回Folio 13を使用していて、通常だとCPUのTBが機能するようなアプリ使用時に、マシンに負荷をかけてCPUの温度が上昇すると、CPUのTBが機能しなくなるといった事態が何度か起こりました。
※TBが機能しなくなるとCPUのクロックが下がります。

なお、PCクーラーを使用すると筺体内の温度が抑えられるため、TBが機能しなくなるといった事は起こりませんでした。

真冬のそれ程暖かくない部屋でそのような状況が何度か起こったので、真夏の暑い時期だと環境によってはパフォーマンスが著しく低下する場面もひょっとしたらあるのではないかと思いました。


とはいえ、PCゲームのような高い負荷をFolio 13にかけ続けることはまずないと思うので、それ程気にする必要はないでしょう。

一応こういう事もあるという事で、掲載してみました。



Folio 13 まとめてみる

今回掲載のFolio 13、個人的には最も大きな魅力は価格だと思います。

ウルトラブックはどれも高いものが多いです。10万から15万円以上するモデルも見られ、その位の価格であればメインPCとして利用したい所ですが、ウルトラブックは内容的にメインPCとして利用するにはやや足りないと思う部分もあります。(もちろん性能は高いのでメインとしても使えるとは思いますが)

ただ、携帯用のPCとしてもやはり価格的に手が届き難く、なんとなく中途半端な位置にある製品だという印象が否めませんでした。

しかし今回の Folio 13は8万円前後(79800円/税込/2012年3月7日時点の価格)と比較的安価で、かといって他のウルトラブックと比較して、構成やデザインが劣ると言うわけでもありません。

高いモデルでは256GBのSSDやCore i7を搭載したモデルも見受けられますが、今回のFolio 13の構成でも快適に作業できるパフォーマンスを発揮できているので、携帯用のマシンとしては十分だと思います。


価格面以外の部分に関してですが、操作性はタッチパッドの使用感にやや難有りですが、総合してみると特別使い難いといった事もなく、また筺体は軽くは無いですがウルトラブックの中では飛びぬけて重いという事もなく・・

個人的には13インチではなく、もう一回り小さなウルトラブックが欲しい所ですが、13インチで価格を抑えながらもそれなりの内容を持ったウルトラブックが欲しい方には、Folio 13 は中々魅力的な製品ではないかと思います。


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