ThinkPad Edge E520 実機レビュー 安くて内容も中々良いモデルThinkPad Edge E520 の実機レビューです。 掲載するのはプロセッサにSandy BridgeのCeleronを搭載した、最小構成のEdge E520。 現在4万円台、クーポンの割引率によっては3万円台で入手する事ができる激安のモデルですが、Celeronといっても昔のプロセッサとは違ってそこそこ性能は良く、特に3D性能が高めとなっている為コスパはかなり高いと思います。 今回はそんな Edge E520 の内容をチェックしてみました。
ThinkPad Edge E520 外観 外観に関しては公式サイトでも詳細を見ることができるので、簡単に触れます。
右側面:ExpressCardスロット、USB2.0(Powered USB)、DVDスーパーマルチドライブ、ACコネクタ、セキュリティスロット 前面:なし 背面:左側にLANポート USB3.0などはありませんが、USB2.0が4基(eSATAのコンボとPowered USBを含む)搭載されています。 光学ドライブも搭載されており、価格を考えると十分な内容ではないかと思います。
キーボードはEdgeならではの6段配列&アイソレートキーボード。 私自身はテンキーは必要ないため、テンキーのないE420の方が使い勝手は良いです。
他のシリーズ同様、筺体は180度開きます。 視野角などはそれ程広くない標準的な液晶ですが、非光沢なので映り込みが少なく、明るい場所でも見やすいと思います。
底面。 背面側にバッテリースロット、底面中央に大きなパネルがあり、パネル内部には各種のパーツ(無線モジュール、HDDベイ、内蔵電池、メモリスロット)が配置されています。 よく交換・追加されるメモリやHDDにアクセスしやすい構造となっており、メンテナンス性は悪くありません。 ThinkPad Edge E520 性能面は・・ 掲載のモデルはプロセッサにCeleron B810(1.6GHz)を搭載した下位モデル。 その他、HD グラフィックス3000や2GBメモリ、320GB HDD、802.11b/g/nのワイヤレス機能、Bluetooth V3.0に対応するなど、最小構成といっても普通に使えそうな内容の構成です。 モバイルするようなマシンではないにせよ、6セルバッテリー搭載で約6.8時間もの駆動時間を確保しており、実用性もあります。 なお、現時点で直販で販売中の下位モデルには Celeron B800が搭載されており、掲載しているE520と全て同じというわけではありませんが、性能に関わるパーツの内容はほぼ同等です。 これで価格が3~4万円台(クーポン利用で)なのは、幾らEdgeが安いといっても激安だと思います。(掲載モデルは約38000円) しかしCeleron B810のパフォーマンスが気になります。というわけでベンチを行なってみました。
■プロセッサ 5.1 最近の最新マシンのスコアなどと比べると、高いとはいえないスコアですが、特にストレスを感じずに普通に使えるパフォーマンスです。 (スコア的に、Core 2世代~初期のCore iという感じの内容。この世代のものであればそこそこ快適に使える) もちろん処理性能が必要なゲーム等は全然無理ですが、ネットやメール、オフィス等の文書を扱う作業程度であれば余裕で快適です。
3DMarkのスコアは2382。 Celeron B810内蔵のグラフィックスといえど、Sandy BridgeのCPUですからパフォーマンスは中々良いです。 上にも書いたとおりゲーム等は無理ですが動画を再生したり、単にネットを見たりする場合でも3Dパフォーマンスの高さは重要です。 最小構成は安価、でも性能面は?とやや引っかかる所のあるモデルですが、普通に使う分には快適に使えると思います。 ThinkPad Edge E520 総評 Edgeは元々安価なモデルですが、今回記事で取り上げたモデルは本当に安いです。 ですが一応ThinkPadですので筺体はしっかりしていますし、搭載されているビジネス系のソフトウェアもその他のThinkPadと殆ど変わりません。 構成的に性能面が気になりますが、普通に使う分には全く性能不足を感じさせない内容で、サブマシンやコストパフォーマンス重視のモデルが欲しいという方には最適なモデルです。 もちろん高価なモデルと比べて堅牢性や操作性等、全てが同等であるとは思いませんが、EdgeもThinkpadブランドですのでそういった部分を考慮して設計してあります。 重視するものによっては向かない人もいるかもしれませんが、コストパフォーマンスには非常に優れており、特に価格重視の方にお勧めの製品です。 なお、Edgeには幾つかのラインアップがありますが、E520と似た内容でありながらより価格の安いE420の方が人気です。 E520は画面が広い、テンキーが搭載されているなどの特徴がありますが、私的には画面はともかくテンキーは必要ないため、E420の方が使いやすく好みです。 購入はクーポンを忘れずに利用するようにしましょう。 同じカテゴリの記事 |