ThinkPad X1 構成・価格・性能・使用感のレビューレノボのノートPC ThinkPad X1のレビューです。 載せようと思いつつも中々できず、発売されてから少し間が開いてしまいましたが、このノートPCの内容や使用感など、全体の概要を掲載したいと思います。 簡単に説明すると、ThinkPad X1はXシリーズの新製品なのですが、これまでのThink製品とは異なる様々な特徴を持ち合わせています。 例えばコーニング社のゴリラガラスと呼ばれる素材を使用した頑丈な液晶や、キーボードもスクエアタイプではなくアイソレーションタイプのキーボードを採用していますし、タッチパッドもパッドとクリックボタンが一体となったクリックパッドを搭載しています。 ですので、Xシリーズといっても従来のマシンとは結構違っており、これから購入しようという方にとって使用感などは気になるところです。 というわけで、今回はそんな ThinkPad X1 の詳細や使い勝手などを簡単にまとめてみました。 なお、仕様やインターフェースの細かい部分については、
ThinkPad X1 インターフェース 今回のX1、ThinkPadで最薄といわれるだけあって、非常に薄いです。 どちらかというとThinkPadは分厚く無骨だという人も結構居ますが、このX1は薄くて非常にスタイリッシュなイメージです。 13.3型の液晶を搭載するなど、他のXシリーズに比べるとややサイズは大きめですが、薄いので見た感じはそれ程大きくは見えません。 ただ重量は約1.69kgですので、余り軽くはないです。
液晶は光沢、上にも書きましたがコーニング社のゴリラガラスを使用しています。 ご存知の方も多いと思いますが、このガラスはドライバーなどで突付いたり、少々撓んだりした位では割れません。
180度に開ききる事もできます。
Edgeなどと同じアイソレーションタイプ・6段配列のキーボードに、 この部分は、私は前の方が使い勝手がよかったと思っています。
X1では、Fn+スペースキーの同時押しで・・
キーボードバックライトが点灯します。 他のThinkPadでは、液晶ベゼルの上部にThinkLightというキーボードを照らすライトが搭載されていますが、X1は液晶の構造上(ベゼル部分が狭い構造)、ThinkLightを載せることが出来ません。 ですので、キーボードバックライトが採用されています。 ThinkPad X1 仕様と実際の性能 ThinkPad X1のパフォーマンスはというと・・ 今回のモデルにはCore i5-2520M(2.5GHz)、メモリ4GB、128GB SSD等が搭載されています。 液晶は13.3型(1,366×768の光沢液晶、そしてWiMAXなどもオプションで選択するなど、X1で提供されている構成の中では比較的スペックは高い内容となります。 その構成で価格は約18万円(税込)。少し前まではもう少し高めの価格設定となっていたのですが、最近になってすこしさがったようです。 (現時点での価格ですので、時期により異なる場合もあります。数字は参考までに・・)
■プロセッサ 7.1 掲載している X1 の基本スコアは「4.7」。 プロセッサ、プライマリハードディスクのスコアなどはかなり高く、全体として高パフォーマンスな内容です。
■Seq Read = 213.7、Write = 190.4 ■512K Read = 194.6、Write = 148.2 ■4K Read = 17.56、Write = 32.58 ■4K QD=32 Read = 19.58、Write = 32.86 SSDを搭載しているので、CrystalDiskMark(ディスクのパフォーマンス)の内容もかなり高スコアです。 ThinkPad X1 雑感 実際のパフォーマンスはというと、上記にあげたスコア通り処理は早く快適。 ただ性能に関しては構成にもよるので、Core i3や通常のHDDを選択した場合は、今回掲載のモデルよりも性能は落ちるでしょう。
薄いのでカバンに入れてもかさばりませんし、屋内持ち運びも楽です。 ただ、重量は軽くはありません。
キーボードは従来の方が慣れているので使いやすいのですが、一般的なキーボード・・と考えると使いにくいということはないかと・・(昔からのThinkPadユーザーには馴染まないかもしれません) ただ堅牢性は、これまでのThinkPadと同等のレベルという事なので、そういう点では安心して使用することができます。
品質面でそれだけの内容を持ったモデルだとは思うのですが、コストパフォーマンスを追及するユーザーから見ると安くはありません。 Tシリーズなどもそうですが、どちらかというとコストよりも品質等を重視する高級路線のモデルだと思うので、そういう部分に拘りたいユーザーには適した製品だと思います。 とはいえ、クーポンなどを使用すれば結構安価に購入できますので、この製品の購入を検討しているという方は、割引額の大きいクーポン登場時を狙うと良いでしょう。 同じカテゴリの記事 |