第2世代Core i搭載 Thinkpad T420/T520 の概要Thinkpad Tシリーズの新製品、Thinkpad T420/T520 の概要です。 この Thinkpad T420 や T520 は2011年3月29日に発表、翌日の3月30日に販売が開始されたTシリーズの新製品で、T410やT510の後継モデルとなります。 今回の新製品の大きな特徴としては、プロセッサにインテルの第2世代Core iを搭載しているという部分、またいくつかの新たな機能を搭載しているという部分などがあり、パワーアップしたその内容が気になります。 という事で今回は、そのようなThinkpadの新製品 T420やT520の製品詳細について触れてみました。 なお、TシリーズにはT420sという新製品も登場しているのですが、こちらはややT420やT520とは毛色が異なるため、別記事にて掲載します。
まず、今回の製品で最も気になる構成の確認です。 構成といっても選択するパッケージにより、同じシリーズでも内容は異なりますので、各シリーズともCore i3を搭載した下位構成モデル(T420i、T520i)の内容と価格を掲載しました。 ThinkPad T420i(4177RZ8)の主な構成 OS Windows 7 Professional 32bit 上記のCore i3-2310M搭載モデル(4177RZ8)で、¥129,150(税込)。 なお、ここに記載した価格はダイレクト価格であり、現在レノボの直販サイトで販売されている新製品は、全てキャンペーン価格(割引価格)での販売となっています。 ThinkPad T520i(42394BJ)の主な構成 OS Windows 7 Professional 32bit Core i3を搭載したモデル(42394BJ)のダイレクト価格は¥129,150(税込)。 上記に掲載した構成は、あくまでも一部のモデルです。 今回、プロセッサ以外の T420 や T520 の特徴として、グラフィックスにNVIDIA NVS 4200Mの選択肢や、160GBのSSDの選択肢の提供などが上げられます。 その他、最大で1900×1080ドットの解像度の液晶を選択でき、WiMAXの搭載も可能。 Tシリーズはハイパフォーマンスなビジネスモデルと言う位置づけの製品ですので、セキュリティー・チップの搭載やインテルAMT対応モデルも提供されているなど、細部の内容が充実しています。 低価格モデルに比べるとやや価格は高めですが、実際の販売価格は大幅に割引されていますし、既に割引クーポンを利用しての購入が可能となっていますので、内容的にはコストパフォーマンスは高いと思います。 なお、Tシリーズで提供されているプロセッサに関しては、一応プレスリリースでは Core i7-2820QM の選択が可能とありますが、現時点では Core i7-2620M までの選択肢しか提供されていません。 ですが、Thinkpadの仕様やオプションは比較的頻繁に見直されますので、今後のカスタマイズに追加される予定なのかもしれません。(・・というか追加される事を期待したいです) ThinkPad Tシリーズ 新機能 以下は、今回のTシリーズ新製品に搭載されている主要な機能です。
ピークシフト機能は、以前のThinkpadにも搭載されていたモデルはあったのですが、今回は発売された新製品全てにこの機能が搭載されました。 これは、時間帯によってACからPC駆動するか、バッテリーからPCを駆動するかの設定を行う為の機能で、設定しておけば、電力消費がピークとなる時間帯の電力の使用を避ける事ができます。 現在関東周辺では電力不足が問題となっていますが、このピークシフト機能が大規模&計画的に利用されれば 一時に電力の消費が集中する事がなくなりますので、電力消費がピークとなる時間帯の電力不足をある程度緩和させる事が出来るでしょう。 ※他メーカーでも、この機能を搭載したモデルが発表されています。
Lenovo Enhanced Experience は従来のモデルにも搭載されていましたが、こちらはその新バージョンとなる Lenovo Enhanced Experience 2.0 です。 前バージョンと同じく、起動やシャットダウンの高速化に貢献するもので、今回の新バージョンでは、より最適化されたパフォーマンスを体験する事が出来るとの事。 さらにオプションのSSDを搭載する事で、アプリケーションの高速起動なども可能になる Lenovo RapidDrive SSD Technology に対応させる事ができます。
これまでのTシリーズと同じく、マシンの構成にNVIDIA社のグラフィックス(NVIDIA NVS 4200M)を選択する事で、Optimus機能(グラフィックスの自動切替機能)の利用が可能になります。 Optimus機能は、高負荷な作業時にはNVIDIA NVS 4200Mを駆動させ、そうでない時にはCPUに内蔵のHDグラフィックスのみで駆動します。 必要でない時に外部グラフィックスをオフにする事で、無駄な電力消費を避ける事ができますので、節電はもちろんバッテリー持続時間の延長にも繋がります。 従来のグラフィックス切替機能は、やや面倒な部分も少なからずあったのですが、 上記のような感じで、新しいTシリーズには便利で実用的な機能が多数搭載されています。 パフォーマンスに関してはまだデータなどは無いのですが、最新のCore iプロセッサを搭載している事より、かなり期待できるのではないでしょうか。 T420 や T520 に関しては以上です。
製品の正確な情報に関しては、公式サイトの情報をご参照下さい。 同じカテゴリの記事 |