h9-1170jp 実機レビュー HPの本格的なゲーム向けデスクトップPCの使用感

2月.17, 2012

HPのコンシューマ向けデスクトップPCのゲーミングモデル、「HP Pavilion Desktop h9-1170jp」の実機レビューです。

このh9シリーズは、今年(2012年)の春からHPのPCに加わった、「Phoenix」という名を持つ本格的なゲーム向けPCの新ラインアップ。

これまでのモデルでもゲーム向けの推奨モデルは存在しましたが、シリーズ自体はゲームに特化した製品として販売されているものではありませんでした。

しかし、今回のh9シリーズでは筺体のデザインから中身までゲームモデルとして相応しい内容で構成されており、どのような感触を持つ製品なのかが非常に気になるところ。


今回の記事では、そんなh9シリーズの詳細に触れてみました。

製品はこちら→ HP Pavilion h9-1170jpの詳細





h9-1170jp 新ケースをチェック

今回登場したh9シリーズ、外観はh8のケースをベースにしているのだと思いますが、
ゲーム向けのモデルというだけあって所々にそれらしいデザインが施されています。



ケース前面の様子です。

前面パネルの上部には2基の3.5インチベイを搭載。その下にはスライドして開く事のできるパネルが設置されており、パネル内部にはメディアカードスロットや4基のUSB2.0ポートが配置されています。




2基の3.5インチベイ


パネル内部の様子

ケース前面の下部にはhpのロゴや各種のロゴシールが並ぶなど、インターフェースの配置はh8シリーズと全く変わりません。

ただ所々デザインは変化しており、ケース下方や上部に入った複数のラインや、サイドパネルに設置されたクリアウィンドウはこれまでのモデルにはありませんでした。



サイドパネルに設置されたクリアウィンドウ。PCの電源を入れると内部のファンが赤く輝きます。



デザインこそh8とは違いますが、h9シリーズのケース上部には物を置くことが出来るトレーが設置されています。

前方には電源ボタンとUSB3.0ポート×2、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子。



h9シリーズの背面。

インターフェースは構成にもよりますが、h8とほぼ変わりません。

上部に電源コネクタ、中央には拡張スロット(拡張スロットにはGPUが搭載されており、 DVI-I端子とmini HDMI端子が提供されている)、そして下部にはオーディオ関係のポート(6種の)とLANポート、USB2.0ポート×4、S/PDIF。



h9シリーズのケース内部の構造です。

パーツの配置等はh8と変わりませんが、右下にCPUの水冷システムが搭載されています。これはh9ならではのもので、標準仕様です。

各パーツの内容はというと、右上に電源、その下にGPU(このモデルはGTX550Tiを搭載)、その下にはメモリとCPUが搭載されており、その左隣にHDDベイ、さらにその上には光学ドライブベイが搭載されています。

なお、HDDベイはh8では2基搭載であったものが、h9シリーズでは3基搭載となっており、最大で9TBものHDDを搭載できるようになっています。また3基のHDDを搭載できることより、RAID5の組み合わせも可能となりました。



水冷システム。

効率よくCPUを冷やす事が出来るので、負荷をかけるような作業を行なう場合にも安心です。



3基のHDDベイ。



付属のキーボードはアイソレーションタイプ。

それ以外はこれまでのものと変わらないように見えますが・・



接続しているマシンの電源をオンにすると、写真のようにキーボードバックライトが光ります。一応ゲーム向けと言う事で、h9ならではのものです。



電源をオンにするとマシンの前方に設置されたバーが光ります。h8では中央のバーのみでしたが、h9では下部に設置のラインも光ります。



h9-1170jp 性能は・・?

今回のh9シリーズ、ゲーム向けのモデルという事でやはり性能の方が気になります。

掲載のモデルはAMDプロセッサを搭載したラインアップで、FX-8120やGTX550Tiなど下位の構成にあたります。

具体的な内容は、FX-8120(3.10GHz)、AMD 970 チップセット、GTX550Ti、8GBメモリ、4TB HDD(RAID5)、DVDスーパーマルチドライブ・・いう具合で、HDDのみ4TBのRAID5構成にアップグレードされています。



価格は最小構成(上記の構成で、HDDが1TB)で¥89,880 (税込)~、上記ようにRAID5の4TB HDDを選択すると¥117,180(税込)となります。

最小構成でもかなり高い性能を発揮できると思われる内容で、h8のように安価ではないですが、構成内容を考えるとコストパフォーマンスはかなり高いです。


【Win Exインデックス】

■プロセッサ 7.5
■メモリ 7.5
■グラフィックス 7.3
■ゲーム用グラフィックス 7.3
■プライマリ ハードディスク 5.9

プライマリハードディスクの5.9が基本スコアで、後は全て7以上の数値です。

今回選択したRAID5の4TB HDDは、3つのHDDを1つにみなして大容量HDDとして利用するもので、例えばRAID 0だと1台のHDDが故障すると全てのデータがダメになってしまいますが、RAID5ではたとえ1台のHDDが故障したとしても、他のHDDより故障したHDDのデータを復元する事が出来ます。



ディスクの性能は、読み込みは非常に早いですが、書き込みが極端に遅いです。

これはRAID5の性質によるもので、このスコアだと非常に遅いのでは?と思われる方もおられるかもしれませんが、速度は通常のHDDと変わりません。読み込みが早いので、むしろ早く感じられる場合の方が多いと思います。



HDDを除き、最小の構成でこの性能ですから、やはりゲーミングモデルなだけあります。

一応、h8でもHDDを除いて今回と同じ構成は可能です。ただ、AMDのh9ではh8では選べない上位のFX-8150 を選択できるようになっており、インテルのh9においてはSandy Bridge-Eを選ぶ事が出来るなど、やはり内容は別格です。



h9-1170jp 製品まとめ

上でも述べたとおり、今回のh9は本格的なゲーム向けのPCとして登場した製品で、これまでのモデルとは違ってコンセプトがはっきりとしています。

それゆえに、他のシリーズのような超低価格なモデルは用意されていません。ある程度の性能を必要とする方向けの製品です。

逆に、ゲーム等の性能を必要とする作業を頻繁に行なわれる方にはコストパフォーマンスの高いモデルで、他のシリーズでは選べない非常に性能の高い構成を選べる部分は、この製品ならではの長所。

製品のカテゴリどおり、PCゲームをされる方やある程度の性能を必要とされる方にお勧めのモデルです。逆に性能はそこそこであれば良いという方には、価格の低い構成も選べるh8シリーズの方が向いていると思います。


→ HP Pavilion h9-1170jpの詳細




pagetop

Copyright © 2009 - DESIGN.PC. All Rights Reserved.